ニュージーランドのアンザックデイとは?― 親子で学ぶ、大切な「記憶」と「感謝」の一日 ―

ニュージーランドのアンザックデイとは?― 親子で学ぶ、大切な「記憶」と「感謝」の一日 ―


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アンザッククッキーって?親子で過ごすNZの祝日とその意味

アンザックデイってどんな日?

ANZAC Day(アンザックデイ)は、毎年4月25日に行われる、ニュージーランドとオーストラリアにとってとても大切な祝日です。
この日は第一次世界大戦中、1915年のガリポリの戦いで戦った兵士たちを追悼する日。ANZACとは「Australian and New Zealand Army Corps(オーストラリア・ニュージーランド軍団)」の頭文字を取った言葉です。

アンザックデイ

ニュージーランドでの過ごし方

ニュージーランドでは、早朝の「Dawn Services(夜明けの式典)」が全国各地で行われます。多くの人が静かに集まり、献花や国歌、黙祷を通して兵士たちに敬意を表します。

アンザックデイ

ポピーの花に込められた想い

ANZAC Dayといえば、「赤いポピーの花(Red Poppy)」を胸に付けている人々を多く見かけます。

この花は、第一次世界大戦の戦地で咲いていたことで知られています。兵士の犠牲を忘れないための「記憶の象徴」です。

さらに、ニュージーランドでは4月になると、街中で募金と引き換えに紙製のポピーが配られます。この募金は、退役軍人やその家族の支援に使われています。

アンザックデイ

幼稚園でもポピーを学ぶ機会が

我が子の通う幼稚園でも、ANZAC Dayの前にはポピーの花についての活動がありました。
たとえば、先生が戦争と平和について子どもにも分かりやすく説明してくれます。さらに、紙でポピーを作るクラフトも行います。

このように、自然に命の大切さを学べる時間になっています。
親としても、とても貴重な機会だと感じました。

アンザックデイ

アンザッククッキーって?

この時期になると、スーパーやベーカリーに並ぶのが「アンザッククッキー」。
オーツ麦、ココナッツ、ゴールデンシロップなどで作られたシンプルなクッキーで、実は戦時中に兵士に送られた保存食がルーツなんです。

我が子も幼稚園で、アンザッククッキー作りを体験し持ち帰ってきました。
その中で子どもたちは、ただお菓子を作るだけではなく、戦争の意味や平和についても学んでいました。

アンザックデイ

アンザックデイの営業事情は?

アンザックデイは法定休日(Public Holiday)のひとつ。
以下のようなルールがあるので注意が必要です:

  • 🕔 午前中はほとんどのお店が閉店(多くは13:00以降に開店)

  • 🍷 お酒の販売は午前中は禁止(一部店舗では終日販売なし)

  • 🏦 銀行や政府機関も原則クローズ

ですので、「せっかく外出したのにどこも開いていなかった…」という事態を防ぐために、前日までに買い物を済ませておくのがベストです!

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歴史を知ることで、今を大切にできる

アンザックデイは、ただの祝日ではありません。
家族で歴史を学び、命の重さ、平和のありがたさに目を向ける時間です。

特に子育て世代にとっては、親子で一緒に「戦争」と「平和」について話すきっかけにもなります。
まずは難しい話をするのではなく、「アンザッククッキーを一緒に作る」そんなことから始めるのも素敵な第一歩です🌼

アンザックデイ

まとめ:アンザックデイを、親子で感じてみよう

アンザックデイは、ニュージーランドという国の成り立ちと、国民の心を映す大切な一日。
家族での過ごし方次第で、子どもにとってもかけがえのない学びと記憶になるはずです。

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現在は永住権を取得してニュージーランドで生活しています。
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