11月11日は「ポッキーの日」だけじゃない:世界的な追悼の日 Post Author:tjstar Post published:2025年11月11日 Post Category:ニュージーランド情報 T&J Star blog 日本では毎年11月11日が近づくと、お菓子メーカーのキャンペーンで街中が賑わい、「ポッキー&プリッツの日」として親しまれ、楽しいイベントとして定着しました。しかし、実はこの11月11日は、イギリス連邦を中心とした世界各国において、まったく異なる、厳粛な意味を持つ日であることをご存知でしょうか。 Eテレ「うっかりペネロペ」で英語を学ぶDVD オールブラックスのユニフォームに刻まれた「赤い花」の正体 先日行われたラグビースコットランド対オールブラックス(ニュージーランド代表)戦。オールブラックスの選手たちが着用した白いユニフォームの腕には、一輪の赤い花がプリントされていました。この赤い花こそが、リメンバランス・デーの象徴である「ポピー(Poppy)」です。 ニュージーランドが大切にする「リメンバランス・デー」 世界的には、11月11日は「リメンバランス・デー(Remembrance Day)」という戦没者追悼記念日です。これは、第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日(1918年11月11日)に由来します。各国では、この戦争で命を落とした兵士たち、そしてその後の戦争の犠牲者すべてに敬意を表し、平和を誓う日として大切にされています。ポピーがシンボルの理由: 第一次世界大戦の激戦地となったヨーロッパのフランドル地方の戦場跡に、ポピーが一面に咲き乱れたことから、「戦没者の血と犠牲」の象徴として定着しました。ニュージーランドでの過ごし方: ニュージーランドをはじめとするイギリス連邦諸国では、この日(または直前の日曜日)にポピーを胸につけ、午前11時に黙祷を捧げ、戦没者を追悼します。この習慣から「ポピー・デー」とも呼ばれます。ラグビーのユニフォームにポピーを刻むことは、ニュージーランドという国が、歴史と伝統、そして平和への願いをいかに大切にしているかを示す、明確なメッセージなのです。 呼び名は違えど、世界共通の「平和を願う日」 この「追悼の日」のあり方は国によってさまざまです。たとえば、アメリカでは「リメンバランス・デー」ではなく、退役軍人を称える「ベテランズ・デー」(復員軍人の日)として位置づけられています。呼び名や具体的な対象は異なれど、11月11日は、戦没者に敬意を表し、平和の尊さを改めて胸に刻むという、世界共通の願いが込められた日なのです。 ポピーが語るニュージーランドの文化 賑やかな「ポッキーの日」の裏側で、世界は静かに歴史に思いを馳せています。ラグビーのユニフォームに刻まれた一輪のポピーは、このニュージーランドという国が、歴史的背景と文化をいかに大切にしているかを物語っています。その文化や国民性を深く知るには、こうした歴史的背景を理解することが、一番の近道かもしれません。 ニュージーランドへのご相談はお気軽に ニュージーランドの文化や、現地での生活について、もっと深く知りたいと思いませんか?ニュージーランドへの生活やビザ、留学に関するご相談はいつでも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。 「ちょっと話を聞いてみたい」くらいでも大丈夫です! [LINEで気軽に相談する]チャットでサクッと、留学について聞いてみましょう。 日本初!うっかりペネロペで英語学習 もっとニュージーランドの教育や留学について知りたい方はこちらから🔽 ↓こちらをクリックしていただくとランキングがみられますにほんブログ村 書いてる人 T&J Star Contact Me 現在は永住権を取得してニュージーランドで生活しています。ニュージーランド・ハワイ・ベトナム・マレーシアなどの留学、親子留学や家族・グループで楽しく学べる留学を提案しています☺︎ワーホリ・大人の留学・ツアーやニュージーランドのビザに関することなど、どんなことでもご相談ください。ブログでは日々の出来事、海外ならではのことなども書いています♬よろしくしくお願いします‼︎ Tags: NEWS Read more articles 過去の投稿へニュージーランドで苺狩り体験 オークランドからすぐ!次の投稿へNZテカポ湖畔が紫色に染まる!春の絶景「ルピナスの絨毯」と撮影テクニック おすすめ ニュージーランド留学生活で恋しくなる日本の文化3選|準備や持ち物のヒント 2025年8月21日 ニュージーランドのアンザックデイとは?― 親子で学ぶ、大切な「記憶」と「感謝」の一日 ― 2025年4月25日 ニュージーランド留学・旅行前に知っておきたい!ニュージーランド航空の座席・機内サービスまとめ 2025年4月29日