11月11日は「ポッキーの日」だけじゃない:世界的な追悼の日

11月11日は「ポッキーの日」だけじゃない:世界的な追悼の日

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日本では毎年11月11日が近づくと、お菓子メーカーのキャンペーンで街中が賑わい、「ポッキー&プリッツの日」として親しまれ、楽しいイベントとして定着しました。

しかし、実はこの11月11日は、イギリス連邦を中心とした世界各国において、まったく異なる、厳粛な意味を持つ日であることをご存知でしょうか。

オールブラックスのユニフォームに刻まれた「赤い花」の正体

先日行われたラグビースコットランド対オールブラックス(ニュージーランド代表)戦

オールブラックスの選手たちが着用した白いユニフォームの腕には、一輪の赤い花がプリントされていました。

この赤い花こそが、リメンバランス・デーの象徴である「ポピー(Poppy)」です。

ニュージーランドが大切にする「リメンバランス・デー」

世界的には、11月11日は「リメンバランス・デー(Remembrance Day)」という戦没者追悼記念日です。

これは、第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日(1918年11月11日)に由来します。各国では、この戦争で命を落とした兵士たち、そしてその後の戦争の犠牲者すべてに敬意を表し、平和を誓う日として大切にされています。

  • ポピーがシンボルの理由: 第一次世界大戦の激戦地となったヨーロッパのフランドル地方の戦場跡に、ポピーが一面に咲き乱れたことから、「戦没者の血と犠牲」の象徴として定着しました。

  • ニュージーランドでの過ごし方: ニュージーランドをはじめとするイギリス連邦諸国では、この日(または直前の日曜日)にポピーを胸につけ、午前11時に黙祷を捧げ、戦没者を追悼します。この習慣から「ポピー・デー」とも呼ばれます。

ラグビーのユニフォームにポピーを刻むことは、ニュージーランドという国が、歴史と伝統、そして平和への願いをいかに大切にしているかを示す、明確なメッセージなのです。

呼び名は違えど、世界共通の「平和を願う日」

この「追悼の日」のあり方は国によってさまざまです。

たとえば、アメリカでは「リメンバランス・デー」ではなく、退役軍人を称える「ベテランズ・デー」(復員軍人の日)として位置づけられています。

呼び名や具体的な対象は異なれど、11月11日は、戦没者に敬意を表し、平和の尊さを改めて胸に刻むという、世界共通の願いが込められた日なのです。

ポピーが語るニュージーランドの文化

賑やかな「ポッキーの日」の裏側で、世界は静かに歴史に思いを馳せています。
ラグビーのユニフォームに刻まれた一輪のポピーは、このニュージーランドという国が、歴史的背景と文化をいかに大切にしているかを物語っています。その文化や国民性を深く知るには、こうした歴史的背景を理解することが、一番の近道かもしれません。

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